Case 1
事例1 -精密機械部品商社T社様
Magic xpa WIT販売カスタマイズ導入事例
Case1
  • 長年利用してきた独自業務に合わせた販売管理システムをMagic xpa WIT販売+カスタマイズにより、低コスト/短期間で構築
  • 需給予測、営業報告などを追加、Magic xpa powered by FJcloudに移行
  • セキュアな環境を確保しテレワークにも対応

ユーザー企業プロフィール

精密機械部品商社 T社様(従業員数40名、卸売/製造業)

国内・海外メーカーの精密機械部品や電子、電気部品を、主要顧客である大手精密機械メーカーなどに高度な専門知識で販売する専門商社。また工場も運営しており精密装置の企画・開発・製造も手掛けている。
営業拠点は東京/大阪/名古屋にあり全国及び海外にも展開。

商品数 約10,000点
得意先 約200社
仕入先 約150社
帳票数 約50種類

導入の経緯

従来の販売管理システムは自社業務フローに合わせたカスタマイズを行い長年利用してきた。2013年保守切れに伴いリプレースが必要となった。当時長年付き合いのあった大手ITメーカーからシステムリプレース提案を受けるが一律的で高額な見積もりだったため継続利用は断念した。とはいえ従来システムで多額のカスタマイズで実現してきた①営業報告資料の作成 ②多岐にわたる複雑な帳票類への対応などは継承したい。要件は業務フローを変えずコストは抑えながら、同等以上の機能を持たせることだった。市販の販売管理ソフトでは実現困難であることは明らかだった。

タスクフォースとの出会い

システム管理は少人数で行っており採用するベンダーには導入時はもちろん導入後の保守サポートにも親身で柔軟に対応してくれることが選定の大きなポイントと考えていた。
A部長はベンダー選定にあたり個人的な知り合いのタスクフォースSEに相談。
タスクフォースはMagic Software Japan社のMagic xpa(ローコード開発環境)を使った『WIT販売』で提案を開始。既存システムの分析・調査について複数回に分けたヒアリングを実施。その後Fit/Gapを基にカスタマイズを含む提案を行った。予算内に抑える打合せを繰り返し、同等機能で予算は大幅に抑えた見積もりで採用が確定した。そして開発開始から約半年後には導入が完了した。

タスクフォース 第2技術部長
小田島からのコメント

T社様の『WIT販売』導入では、いかに従来の入力操作、帳票等の可視化機能を踏襲できるかが課題でした。旧システムから新システムへの円滑な移行を目指しました。コアパッケージ(基本形)をお客様の業務に合わせるには限界がありましたが、詳細にシステム状況を把握されているA部長のご助力により、最適なカスタマイズが行えました。現場の方々の負担感を極力抑えた形で運用を開始することが出来ました。また新たに、需給予測や営業報告などの機能追加も行い、付加価値を低コストでご提供することでご評価をいただけたものと考えています。」

株式会社タスクフォース
第2技術部
部長 小田島

カスタマイズ概要

  • ドル換算(日次レート情報を更新→円換算単価を算出→製品単価を設定する)
  • フォーキャスト(内示情報取込・需給予定表示)
  • 営業支援(予算実績日報・受注日報・売上日報・担当者予実・仕入先予実)
  • 倉庫移動依頼伝票・明細表
  • 遅延債権問合せ

導入の効果

当初の目的通り業務フローは一切変更せず、自社業務に合ったシステムを短期間に、低コストで導入できた。導入後も、追加カスタマイズや障害時には迅速で柔軟な対応がなされるようになった。クライアントPC障害時は簡素に再設定が可能となり復旧時間が大幅に短縮。更にシステム保守コストは従来の5分1に削減できた。

クラウドへの対応

2020年『WIT販売』のバージョンアップを行った。またインフラ基盤は、Magic xpa powered by FJcloudに移行。社内外からセキュアにアクセス可能となりテレワークにも対応できた。

今後の展望

O取締役

今後は顧客情報の一元管理や営業部員のタイムリーな進捗把握のため営業日報や名刺管理を改善していきたい。タスクフォースには踏み込んだ提案を期待している。

A部長

商品数が多く同じ商品でも顧客ごとで仕様が異なり受注生産に近い販売形態です。そのため在庫管理、見積もり帳票類は複雑なものとなります。またタイムリーな経営判断を行っているためフォーキャスト機能は必須でした。『WIT販売』の豊富な機能を自社向けにカスタマイズし、独自の多種類帳票、フォーキャスト機能、ドル換算機能などを追加し、大変満足なシステムが構築できました。導入後も追加カスタマイズや障害対応には柔軟に対応してくれており助かっています。おまけに保守費用は大幅削減できました。今後は他システムとの連携を推進していきたいですね。

取材日:2021年7月6日

ページ上部へ